甘いため息でわたあめを作ろう!

  30日間はここにある。数々の言葉を試行錯誤して取りこぼした俺が乗る電車の行く先とは!?

 

天井の高いベビー用品売り場で味わえる意味のない孤独。砂のついたプラスチックを携えて車道を横断する。喉に鉄球が詰まっていて、金属特有のひんやりとした感じを肋骨に浴びせている。

 

おじゃる丸閻魔大王に尺を返すべきだ。

 

 

 

俺は街を一望できるような高さのところにあるよくわからないコンクリートに座っていた。恐らく何らかの外壁で、ちょうど両足を揃えたくらいの幅しかない、風も強く、歩いていたら何かの拍子に容易に下に落ちるだろう。

看板がドット絵に見えてくる。

 

しかし安息が通ったので無事専門学校にたどり着いた。カラフルなブロックが点在する校舎の縦横軸を縦横無尽に動く事が出来る。ムカつくハリウッド映画みたいな理由で出来た食堂で昔見た宇宙のアニメを800円で食べた。

 

たえず動き続けるエアコンの青いランプを朝と誤認するモバイルバッテリー。

 

レールの上を走る馬が子供達の足についたクリームを舐めとっている。

 

火をつけたタバコから煙が出る。

徹底的に甘辛い中華料理屋の店の前でチャイナドレスの女が眠っている。

 

紫色の棒(舐めると味がする)を持ってフードコートを歩いていると待ち合わせに失敗するというジンクス。

 

九龍城って俺が建設したらしい。

 

  

黒くて真四角のブロックを用意、木陰と水面のちょうど真ん中で時間を経過させて、運の良い小学生が起床したタイミングで型を丸く整える。細かい鎖が画用紙の上をたくさん這っているので、回収しておく。高架下を象の看護婦が歩いている。上に登っていくと白い砂漠があるので、陽光を瓶詰めにしておくと暖かい。シダの葉を混ぜて空気を抜くと出来上がりです。これが俺のハンバーグの作り方だが、反論がないなら俺の勝ちだが?

 

夢の中をゆっくり進むと神社がある。

 

 

バスの窓から見える汚れた浅い川。

 

 

歩道橋から遠くの街並みが見える、めちゃくちゃ巨大なヤドカリが建物を壊して進んでいる。

 

俺の後輩のスカートは他の生徒と比較してもかなり長い、ので勝手に切って短くしておいたら普通にめちゃくちゃ怒られた。泣いた。

泣いてたら何か諦めたような表情でハンカチを取り出して俺の涙を拭った。

 

 

デカい虫の触覚が足に刺さって痛い!!!

 

 

県境にある友達の家に土足で入って二人で鍋を食べた。そのあとコンビニに行って店先で缶チューハイを二本飲んだら完全に帰り道を忘れて、でもとりあえず適当に歩いてみることにした。友達は手を振っていた。

ピアノに乗って坂を下っていく途中、変な色の花が咲いてるのを見た。空には去年打ち上げた花火がまだ残っていて、半分ほど雲に隠れていた。

 

いつも同じ速さで歩いている道なのに今日は終わるのが早かった。

 

 

 

 

 

 

てか昨日ピンク色のUFO見た。

 

まぶしかった。