月の千年の恋人たち

ベーコンを焼くとき、弱火でじわじわやってカリカリにしよ♪と思ってしばらく放置してたら普通に焼きすぎちゃって炭寸前になっちゃう事あるんですけど、それはそれで美味しいですよね♪

 

セクシーは止まらない。

 

 

ピンク色のUFOが空を飛び交う町、大阪。

昆虫は手加減無しでこの町を駆け抜ける大学中退プリティーフリーター、今日はどんな謎が僕らを待ち受けているのだろうか。

 

ほこりを目視して完全に素早く避け続ける、記憶に残らない些事に愛を注ぐ、孔雀の羽のように誇らしげに、俺たちは恋にすべり落ちる。靴紐をしゃがみこんで結ぶ。昨日の夕方を走り抜ける。夏の温度に怯えている。

 

 

べっ、別にアンタの為に建てた家じゃないんだからねっ!

 

 

国道沿いのハードオフで美少女フィギュアを買う。国道はどこまでも続いて俺が家に帰り着くことは一生無かった。遠景を歪ませる太陽の熱で美少女フィギュアは徐々に溶けて、最終的にはカラフルな水たまりになった、俺はそれを見て涙を流した。軽トラックが横転していた。

 

 

月にはかわいい女の子しか住んでいなかった。彼女たちは皆透き通るような白い肌と銀色の髪を持っていた。地球から見える夜空の星はその全てが月に住む彼女たちの髪の反射でしかなかった。彼女たちは何もしない、ただそこにいるだけで、それでもお互いを愛し合っていた。それだけで他に必要な事なんてなかったから。あえて言うなら髪を撫でたり、爪の形の差異を見比べたりしていた。それが千年続くだけだった。月の千年の恋人たちは星の光に見えていた。

 

 

べっ、別にアンタの為に祀った神じゃないんだからねっ!

 

昔から夢に見る場所があって(実在はしない)、よくそこで信号待ちをしているだけの夢を見るんですけど、この前ついにその夢の中で友人にこの場所よく夢で見るんだよね〜って解説してしまいました。

 

↑夢が何回出てきたかを数えてみよう♪↑

 

 

念力自殺対策基本法

 

 

それでは最後に、鉄になって鈍く光らせていただきます。

 

 

…………ギラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふわふわわたあめおひめさま

昆虫がお送りする痛快無重力ブログこと、Insecter Skelter……今日も元気にスタートです!

 

ちょっと前から透明の赤い狼がずっと俺の後ろをついてきていて、隙を見せるとヤバいかもしれない。しかも俺にしか見えてないらしくて友達に話したら普通にめちゃくちゃ狂人扱いされてかなり悪口を言われた後ボコボコにされてロープでぐるぐる巻きに縛られた後線路の上に放置されて電車に轢かれて死んだ。

 

 

ちょっと前から四角い毒のある鳥がずっと俺の後ろをついてきていて、隙を見せるとヤバいかもしれない。しかも俺にしか見えてないみたいなんだけど、たまたま道ですれ違った髪の長い女が突然「すみません、あなた××××××(なんか言ってたけど聞き取れなかった汗)が憑いてますね」とか言ってきたけどなんかキモかったからいや何のことっすか?つって無視して通り過ぎようとしたら地面からめちゃくちゃ尖った木?みたいなの生えてきて刺さりまくって死んだ。

 

 

最近食パンにハマってて、子供の頃って食パンのこと味のないハズレのパンとしか思ってなかったんですけど、俺の味覚が変わったのか食パンがめちゃくちゃ進化したのかどっちかわかんないけどめちゃくちゃ味がして美味い、焼いても焼かなくても美味いし無敵だと思う。

トーストした5枚切りの食パン2枚にマーガリンとカラシを塗って、ごまドレッシングで和えたブロッコリーとベーコン、あと目玉焼き乗せて、あとなんか冷蔵庫にあったからメンマを細く裂いたやつも乗せて挟んで食べました、メンマは意外とピクルスっぽい感じで美味しかったんですけど、半分くらい食べたところで部屋の壁がなんか黒く汚れてるのに気付いて、うわなんだこれ何でこんな汚れてるんだ?って思って近づいて見たらその黒い汚れどんどん広がっていってて、えっ怖っなんなの?とりあえずタオルとかで拭いた方が良いのかなってタオル取りに行こうと立ち上がった瞬間汚れ?が俺に飛びかかってきて、顔にまとわりついて全然息出来なくて窒息して死んだ。

 

 

部屋の裏で浮かんでる便利グッズです。

 

何もないご紹介です。

 

 

バイトの時間だから出かけなきゃと思って家のドア開けたらマジでめちゃくちゃデカい蝉が羽化しようとしてて家から出られなかった。羽化してるの邪魔すんのも悪いしなと思ってもう出かけるの諦めて家の中戻ってしばらくしたら羽化成功したみたいでマジで爆音の鳴き声聞こえてきて頭蓋骨バキバキに割れて死んだ。

 

 

入居した時からずっと部屋の隅っこで三角座りしてる女の子?(なんか髪めちゃくちゃ長くて顔とか見えないからイマイチ性別わからない)に、昨日初めて話しかけてみて、音楽とか聴く?好きなミュージシャンいたら教えてよって聞いたら、ちょっと考えたあと奥田民生…って。

 

意外だな〜。

 

その3日後くらいに普通にめちゃくちゃ呪われて口から釘とか吐きまくって死んだ。

 

 

突撃にっこりアニマルズ

ここに3本の試験管があります。

右の試験管には赤い液体が、左の試験管には緑の液体が、中央の試験管には青い液体が入っています。

 

 

生まれてきた意味を知るRPG

 

 

すいません、一旦ニーソ脱ぎます。

 

 

毎年夏を自室の扇風機だけで乗り越えている昆虫、登場。空調ユーザーは道を開けろ。

 

給食で何かが美味しかった思い出無いな。

 

 

妹と買い物行った帰り道に、駅前に置いてあるガチャガチャをやりたいってせがまれたんだけど普通にお金なかったから断ったんですよ。そしたら半泣きでどうしてもやりたいってぐずるから4、5発殴って首締めたらギッとか言って小便漏らした後動かなくなって、えっこれヤバいやつじゃん(笑)って思って俺も小便漏らした。動かなくなった妹は証明写真の機械に押し込んで隠しといた。家に帰る途中にピンク色のUFO見た。次の日警察が80人来て家ごと燃やされました。

 

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全部嘘です!!!!!昆虫に妹は居ないし警察にお世話になるような事も一切していません!!!!!!!!!!!!本当に全部嘘です!!!!!真に受けないでください!!!!!!!!

 

 

 

 

バイト中に虹色のおしっこ漏らしちゃった。

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これは正真正銘の、本当の事です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ニーソ履きます。

 

 

俺が死んで墓に入ったら、お参り来た時は暮石の上からリプトンのミルクティーかけてください、好きだから。あと葬式ではビンゴ大会とかイントロクイズとかもするし来て欲しいです。

 

昆虫の軽やかでありながら何処か深みも感じられるフットワーク。

 

猫耳生えてるんですけど本当に気を許した人にしか触らせないことにしてるんで。

 

 

木漏れ日の下で彼女は僕の瞳を覗き込んで、ちょっと青色だねと言った。そんなわけないだろと思ったけど彼女が嬉しそうに笑うので口には出さなかった。そのあと2人で自動販売機でジュースを買って、自転車で少し遠くの公園まで行って、一番高い丘で2人で景色を見ながら飲んだ。半分くらい飲んだところで大きな蜂が飛んできて、俺はビビって走って逃げたんだけど彼女は全然動じてなくて、じっとしてれば刺されないよと言った。黒くて長い髪が風に揺られて、太陽を反射してキラキラ光っていた。

 

俺だけピンク色のスク水着せられてる寒中水泳。

 

 

電車に乗ってて、降りたことのない駅の知らない街の景色が滑って行くのを見てたら途轍もなく寂しくなって、電車の中で普通に大声出してギャンギャン泣いてたら乗客全員にボコボコにされた。

 

ベランダに繋がってるドアの窓が磨りガラスなんだけど、昨日の午前2時くらいにその窓越しに頭が異常に大きい人影?みたいなシルエットが見えて(人影みたいなシルエットて笑、サハラ砂漠かっ!笑チゲ鍋かっ!笑笑笑あっ、すいません、笑いすぎてちょっとおしっこ出ました、虹色の、笑、カップヌードルのトムヤムシーフード食べたけど普通のトムヤムクンの方が美味いな…と思いました、今マジでお金無くてヤバいんですけどこのタイミングでスマホ充電するケーブル断線してかなりのピンチを迎えています、ココア作る時お湯に対してめちゃくちゃ多い量の粉入れて溶け切ってない奴食べながら飲むのめちゃくちゃ美味くないですか?もう10年以上やってないから子供の頃の記憶で喋ってますが…………俺が作ったラブソングは特定の個人ではなく愛という概念を讃えることになるでしょう)、若干左右に揺れたりしてたんだけどまあ多分洗濯物かなんかがそう見えてるだけだろと思って一旦無視したんですけど、4時くらいになって外若干明るくなってからもう一回見たらより鮮明に頭の異常に大きい人影が見えて、あーもうこれどうしようもないなと思ってシカトして寝ました。起きてからベランダ確認したらめちゃくちゃ鉄臭い泥水でびしょびしょになってた。あと家中の食器が錆びてた。

 

俺とカブトムシが全力で戦って育んだ友情。

 

 

私が先輩の呼吸を聴いたり、歩く後ろを着いて行ったり、近くにいる時体温を感じてどうしようもなく切なくなったりすることは、恋なんて言葉で表せるほど陳腐なものではなかった。

先輩の輪郭に触れた時や、心の中を覗かせてもらった時の胸の高鳴りは恋なんて言葉で表せるほど陳腐なものではなかった。

この新種の感情を表現するためには万華鏡を覗き込む事なんかでは足りないようだった。

いつもより背筋を伸ばして歩いて、蛇口をいつもより強く締めて、いつもより遠くを眺めた時に少しだけ見えるような気がした。

先輩の笑顔は決して私だけに向けられる訳ではなかったけれど、私の新種の感情は先輩の為だけに存在していた。

 

 

 

 

てか昨日ピンク色のUFO見た?

 

 

 

 

夜空の下で癇癪を

今夜の月ってなんだかとっても素敵だわ!

 

そう思った俺は靴も履かずに外に飛び出した。

 

午前3時の街を疾走する俺の姿に眠った草木も飛び起きて拍手を送った…。

 

 

【こんな自販機は破壊すべきだ】

毒スープ ¥320

バゲット ¥600

 

 

インターネットを自在に泳ぎ回る俺たちに死角はない。情報の波を乗りこなし、リテラシーを炸裂させる。

今年もインターネットに桜が咲きました。インターネットの桜は薄い青色で、そよ風をソーダ水みたいに薫らせる。ガーターベルトを裾から覗かせる短い丈の修道服を着た爆乳のシスターが巨大な十字架を振り回す。

 

この前ピンク色のUFO2個見た。

 

 

学童保育に置いてあったハンドソープ、マジで絶妙なミントグリーンでめちゃくちゃ好きな色だった、でも俺は手を洗う事が大嫌いだったので誰かが使ってるところを横から盗み見ることしか出来ませんでした、生まれてこのかた一度も手を洗った事がありません。そしてこれからも洗う事はないでしょう。学童保育で腹這いになってドラゴンボール読んでたらなんか急に気持ち悪くなって普通にカーペットの上にゲロ吐いちゃったけど知らん顔して帰った、そのあと歯医者行ったら奥歯に子グマが2匹住んでるって言われて嘘だろって確認したら3匹住んでた、治療費8.500円だった。治療した後の子グマの剥製を記念に持って帰った。

 

 

俺ってデジモンでいうとまだまだ幼年期です。酸の泡とかめちゃくちゃ出すし。

 

 

茶店での待ち合わせに遅れて辿り着くと、彼はやめたはずのタバコに火を着けていた。うすら甘い煙を口から吐きながら私に気づいて小さく手を振った。

右の足首に枷が付けられていてて、そこから伸びる鎖の先には巨大な鉄球が有った。

彼はこの鉄球のせいで喫茶店から出られない、私と彼が知り合ったのは2年前だが、そのずっと前から喫茶店で暮らしているらしい。

彼は彼自身が考案したオリジナルドリンク、やっこオレ(牛乳と豆腐をミキサーで混ぜたもの)を飲んでいた。

気持ち悪いものを飲まないでください…。

 

 

歳を重ねるにつれどんどんセミが無理になってきています。

 

このブログの目的→厄祓い

 

 

走り疲れた俺はバス停のベンチに腰を下ろした。その時だった。今まで生きてきた21年間で起きた嫌な出来事、恥ずかしい失敗、忘れたい記憶が濁流のように押しよせた。顔が真っ赤になって耳からは嘘のように血が流れ出た。

俺は奇声をあげながら頭を掻き毟り、アスファルトの上を転げ回った。高校受験の時に駅の字が書けなくて泣いてしまった時のことを思い出しました。舌が攣った。俺は奇声をあげながら頭を掻き毟り、アスファルトの上を転げ回った。明後日には俺の母校で祭りが開かれる。喘息の発作を起こして上手く呼吸が出来なくなる。吸入薬の苦い蒸気の味を思い出す。

 

俺は夜空の下で癇癪を起こす。初恋の女の子は就活をしている。

俺は夜空の下で癇癪を起こす。留学していた後輩が帰ってくる。

俺は夜空の下で癇癪を起こす。風呂上がりに扇風機で髪を乾かす。

俺は夜空の下で癇癪を起こす。電車の窓から知らない街の夜景が見える。

俺は夜空の下で癇癪を起こす。俺は夜空の下で癇癪を起こす。

俺は夜空の下で癇癪を起こす。月の裏では新品のスニーカーを履いた女の子が汗を拭う。

俺は夜空の下で癇癪を起こす。寿命のない生き物が川の流れに身を任せている。

俺は夜空の下で癇癪を起こす。俺は夜空の下で癇癪を………………。

 

 

 

 

 

第29回 歯磨き下手すぎ選手権優勝 昆虫

 

 

 

 

 

 

LOVEと書かれたオムライス

ギュイーン!ドリルを回しています!

 

 

朝起きると口から毒液が出るようになっていた。寝ている間に俺の口からこぼれ出た毒の唾液が枕を溶かしていた。

歯を磨こうとして歯ブラシを口に入れたら、その瞬間歯ブラシが完全に溶けた。

朝ごはんを食べようとして食パンを口に入れたら、その瞬間食パンが完全に溶けた。

 

 

車用の信号が赤になって、歩行者信号が赤から青になるまでの時間差の段階で横断歩道を渡り出す奴は何をやってもダメ。

 

 

このブログを書くときはいつも青竜刀を使っているのでスマホの画面がズタズタになっています……。

 

 

雲ひとつない青空、周りを緑の山々に囲まれた洋館。そこで、昆虫の葬式は開かれていた。

つい先日、ピンクのUFOを追いかけている時に軽トラに轢かれ、そのまま命を落とした昆虫だったが、その死を惜しむ者は誰一人いなかったと言う。

 

昆虫の中学時代のバスケ部の後輩であり、喪主を務める桐崎(きりさき)ですら、昆虫の死について何か感情を動かされることはなかった。バスケが全く上手くないのに練習をサボりまくるので同級生から先輩後輩まで全員に嫌われまくって毎日バッシュの底と体育館の床を接着される嫌がらせを受けていた(そのせいで昆虫の母校の体育館の床はバッシュでその半分ほどの面積が埋まっていた)昆虫の、唯一の話し相手だった桐崎だったが、それは単に本当に昆虫に何の感情も抱いていなかったからである。

 

完全なる無関心であったがゆえに、昆虫を嫌わず、そのせいで喪主まで押し付けられてしまった可哀想な男、桐崎。

整った中性的な顔立ちで、もし女装をしたとすればすこぶる似合うであろう、桐崎。

野菜が嫌いなので居酒屋で誰かがサラダを頼むと露骨に嫌な顔をする、桐崎。

 

桐崎以外誰もいない洋館の大広間で、葬式の作法を何も知らない彼は見よう見まねで僧侶の真似事をする。

桐崎は軽トラに轢かれてぐちゃぐちゃになった昆虫が入ったビニール袋に向かってうろ覚えのお経を唱えた。

窓から見えるは空は雲ひとつなく青色が際限なく広がっていた。

 

 

シャープペンシルが紙の上を滑る音だけが部室を満たしていた。先輩の肌は透き通るように白く、触れるだけでも跡形もなく崩れてしまいそうだった、字を書く音にかき消されるほど小さな呼吸がたまらなく愛おしかった。

 

この前空を飛べる椅子に乗る夢見たんだけど全然操縦出来なくて普通にめちゃくちゃ怖かった。

 

 

彼女は毎日寝る前に、両手を組んで祈りを捧げる。美しい空が見られますように、水が上から下に流れますように、甘い果物が実りますように、卵を落として割りませんように、幸せが形を伴って人々に寄り添いますように、赤いニット帽を買ってもらえますように、全ての祈りが終わる前に、彼女は眠りについてしまう。終わりのない、尽きることのない祈りは壁に染み込む。蛇口をひねるとピンク色の水が出てくる。

 

 

バースデーケーキみたいな戦車。

 

 

帰り道、カラスに怯えて橋を渡れなかったお前のことを何故かずっと忘れられずにいます。

 

 

今回の昆虫ポイント。

 

8くらげ。

 

前回より32クッキー上昇しています。

 

 

会いたいと言って。

 

 

 

 

 

 

 

魔法みたいな足取りで

ロストジェネレーション元年は走り出した。

好きな野菜を組み合わせて君だけのサラダを作ろう。

 

夏がたった今到着しました!

 

 

 

仕事の依頼が入った。

俺はこの街で悪を狩り続けるしがないハンター。この街は悪に溢れているが、ハンター達が日夜悪と戦うことによってギリギリ均衡を保っている。その事はこの街の市民には知る由もない……。

「先輩、サクッと終わらせてはなまるうどん行きましょうよ」

3ヶ月前に俺の相棒になった天才女子高生ハンター、神田場林 うにゅ子(かんだばばやし うにゅこ)は手の中で鉄製の定規をくるくると回しながら言った。

彼女はつい半年前にハンターになったばかりだが、まるで小学生が鬼ごっこをしてるうちに暑くなって親に着せられた上着をジャングルジムに一旦かけておくように立て続けに功績を残し、歴代最速でシルバークラスハンターになった逸材だ。

ちなみに俺は全然まるで仕事が出来ないカスだから10年ハンターをやっていて未だにぷにぷにチョコ入りマシュマロクラスだ。

うにゅ子がパートナーになってから、劣等感で夜も眠れない、昨日は一枚のティッシュをどれだけ細かく千切れるか選手権を個人的に開催し、最終的に上達し過ぎて完全に粉になった一枚のティッシュを誤って吸い込んでしまいむせまくっていたら朝が来ていた。

 

これは一般には知られていない事だが、悪というのは概念ではない、明確な形を持っている。それは時に痩せた馬、時に巨大なルービックキューブ、時に下半身がキャタピラの数学教師の姿となって、人間社会に溶け込んでいる。

それらを見抜き、人知れず処分するのがハンターの仕事だ。

 

今回の悪は駅前のパチンコ屋の裏で見つかった、上半身が羽の生えたコーギー、下半身はタコの姿だった。しかし見た目に惑わされてはいけない、悪と戦うのは常に命がけであり、一瞬たりとも油断は許されないからだ。

気をつけろ、そう口に出そうとした瞬間に、うにゅ子はタコの足に貫かれていた。腹から内臓がこぼれ落ち、辺り一面に血が飛びちって、老人が入れたばかりのコーヒーをこぼし、信号が赤から青に変わり、新種の蝶が発見され、父の日に娘からプレゼントされた少し派手なネクタイを女性社員に褒められた男が気恥ずかしげに微笑んだ。

 

うにゅ子が勝てない相手に俺が勝てるわけがない、俺は脱兎の如く逃げ出した。帰りにコンビニに寄って菓子パンを3つ買い、2つ食べたところであとは明日の朝に食べることにして歯を磨き眠った。

 

日本最速のスピードパン屋さん。

 

美人過ぎる全自動洗濯機。

 

甘くなくてゴクゴクいけちゃうさっぱりとした毒汁(どくじる)。

 

その後。

俺はうにゅ子の葬儀で焼香のやり方が全く分からず、どうすればいいか分からなくなってオイオイ泣いた……。あと仕事もクビになったしピンク色のUFOも見た。

 

 

深海を漂う1匹のクラゲが全てにおいて正しかった。昨日から鏡に映るのが知らない人の顔になった。道端に放置されてる自転車のスポークに蜘蛛が巣を作っていた。飲める棒という意味でのドリンクバー。

 

はなまるうどんのいなり寿司を食べていた時、ふとうにゅ子の事を思い出した。あいつははなまるうどんに来るたびにうどんの類を頼まずに天ぷらといなり寿司だけを食べていた。

 

猫耳のついてるパーカーとか、猫の形になってるニーソックス履いてる人みたらなんかよくわかんないけど、おっ キタキタ みたいな気持ちになりませんか?ならない人は謝ってください。

 

とっておきのクッキーと紅茶でお茶会をしましょう。クッキーは食べてもサクサク言わないし、紅茶は飲めば飲むほど健康になる魔法の紅茶です。窓から柔らかな陽の光が差し込んで、鳥達が囀る声が聞こえます。太陽はずっと沈まずに時計の針は永遠に3時を指し続ける、くすくす笑いながら誰も傷つかない素敵で楽しい話だけをして、永遠にお茶会を続ける。

 

 

 

 

靴を履かずにお散歩しただけなのに足の裏がめちゃくちゃに汚れていた、妙だ、これは一体…………………?

 

 

 

 

 

 

 

 

ミラクルパワー100連発

 真冬、小学校の中庭の池に氷が張っていた。

その上に興味本位で乗ってみたら普通に割れて俺は無様に落ちた。

びしょびしょの下半身のままで校内を練り歩いて危険な奇跡を起こした。

 

家の前にめちゃくちゃデカいライオンが陣取っていて外に出られないよ〜。

 

近所のイオンにカッコいいゴミ箱を買うために足を運んだ。道中2Pカラーの天狗(皮膚が紫色)に襲われて女体化してしまった。2秒で戻った。

 

めちゃくちゃお腹はへってるのに食欲が全くなくて、まるで不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復してるみたいだった。

 

まるで不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復してるみたいだった♡

 

 

先輩と2人で3限の合同授業を抜け出して、私たちは隣町まで向かうバスに乗り込んだ。心臓がドキドキしてまるで不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復してるみたいだ。先輩はカバンからイチゴミルクの飴を取り出して私に差し出した。それを受け取って口に入れて転がすと甘くてとても良い香りがした。蛾と蝶に明確な違いはあるのだろうか。太陽の下を踊る美しい羽の蛾や、月と街灯を見間違える蝶の違いを私たちは認識出来るのだろうか。

昨夜見た先輩の真っ白な背中に浮かび上がる肩甲骨は、とてもなめらかだった。

 

 

村一番の大男は、家畜を狙う野犬を追い払い、水路をせき止める岩を砕き、雨乞いの為の生贄に自ら志願して人柱となった。

村人は彼の働きを後世に伝えるために石碑を建てた。それは不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復石碑と名付けられた。

 

新発売、不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復スナック。楽しいおまけシール25枚付き、税込132円。

 

脱サラして長年の夢だった不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復屋を駅前の一等地に開業した。連日ドラム缶を打ち鳴らす男子中学生たちが長蛇の列を作り、パンツってただの布だし男が見て喜ぶの意味わからない、別に恥ずかしくないし、と主張する女性たちを中心に大賑わいだ。

 

君の冷え切った指先を

そっと両手で包み込み

工事現場とユニクロ

イルカが往復しています。

 

 

炎を司る神と水を司る神と陸に上がった不眠症のイルカを司る神が地上に降り立った。

炎を司る神は怒りに任せて文明を焼き払い、水を司る神は深い哀れみを持って涙を流しその炎を鎮めた。

陸に上がった不眠症のイルカを司る神は工事現場とユニクロを往復した。

 

夜に爪を切ると不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復する。

 

秋茄子を嫁に食わすと不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復する。

 

親不孝をすると不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復する。

 

枕を北に向けて眠ると不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復する。

 

ガムとチョコレートを一緒に食べるとガムが溶けてなくなる。

 

黒猫が目の前を横切ると不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復する。

 

スマートフォンを電子レンジでチンすると不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復する。

 

新品のトランプのダイヤの8を他人の飼い犬に食べさせると不眠症のイルカが陸に上がって工事現場とユニクロを往復する。

 

昆虫は親愛なる友人たちのために毎晩祈りを捧げる。

 

ピンクのノートに緑のペンで流れ落ちるミルクティーの滝と300回書いて燃やし、その灰を日本で一番星が綺麗に見える街にあるハードオフに売りに行くと、500円と何だか変な匂いのするストローが貰える。

 

結果的には苦し紛れに繰り出したパンチが決定打になりましたね。

 

日本塩水ゴクゴク飲んで電車代節約の為に一駅歩いたら常人の3倍の速度でプラモデルを組み立てられるようになりました協会会長。

 

ミラノ風ドリア争奪戦。

 

 

隣町の公園で私と先輩はお揃いのヘアピンをクッキーの空き缶に入れて埋めた。ハーゲンダッツを食べる為の小さいプラスチックのスプーンで穴を掘ったので、3時間もかかってしまった。少し汗ばんだ先輩のうなじから石鹸の匂いがした。夕暮れ時の風が私たちのスカートをはためかせた。先輩は私の方を見て少し微笑んだ後、小さな声で私の知らない歌を歌った。

先輩の歌声が空に溶け込んでオレンジ色は段々と紫になった。夕方と夜の中間に私たちがいた。時間の流れは曲がりくねって、でも正しく目的地へと向かう。光が蒸発して浮かび上がった眺めが雲を痛めた。泳ぎ回る薬指はふわふわだった。私はバスの中からずっと我慢していたおしっこを漏らした。ポストを覗き込むと一輪の花が咲いていた。プールの水面は青いふりをして、やがて全てが同じになって、あらゆるものに違いが無くなってから私と先輩は指を絡ませ合う。理科室の窓から入ってくる雨粒を愛おしむ。

 

乱立したビルとビルの狭い隙間に挟まって動けなくなったけど、たまたま通りかかった優しい人の手助けでなんとか抜け出すことが出来ました。

 

俺が撮影してインスタにアップしたピンク色のUFOの写真についたいいねの数→6

 

ガムってずっと噛んでても無くならないからご飯のおかずに最適ってね。

 

生まれてから38年経つが一度もベビーカーから降りたことのないベビーカー神。

 

獅子座のあなた!

今日のラッキーアイテムは無印良品のエロ下着!内ポケットに入れておくと公共料金の支払い忘れを未然に防げるかも!?

それでは今日も元気に、いってらっしゃ〜い♪

 

デカ過ぎて誰も履けない靴下。